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リコッタマルゾティカ(熟成リコッタチーズ)

夏になるとプーリアのレストランや各家庭で引っ張りだこになるチーズ。

それが「リコッタ・マルゾティカ」です。

簡単に説明すると、

日本でおなじみのリコッタチーズを熟成させたタイプのチーズ。
リコッタマルゾティカ(熟成リコッタチーズ)_b0305039_23260608.jpg
プーリア州全土で製造されます。
とくに有名な産地はサレント半島。

直径9~14cm、高さ8~16cmの円錐形で幹のような形をしたチーズ。
生地に弾力はなく崩れやすいのが特徴。
乳種は羊、ヤギ、牛またはそれぞれの混乳。

※現地スーパーで見かけるものは、羊乳の風味が強いものが多いように感じます。

製造工程は通常のリコッタチーズと同じです。

その後、できたチーズを圧搾して型に入れて、塩をまぶして熟成させます。

以下、製造期間と熟成期間についてです。

参考にどうぞ。

●製造期間

 もともと3月に製造されていたことから「マルゾティカ(3月の)」という名前がつけられましたが、
 現在は2月下旬から5月にかけて製造されてます。
 (家庭ではイースターの前後から食卓に登場します)

●熟成期間

 気温12~15℃で湿度60~85%の環境で20日間程度。

このチーズの食べ方はパスタにかけて!

日本でおなじみのパルメザンチーズもパスタに振りかけて食べますよね?
このリコッタマルゾティカも同様の役割です。

チーズおろしで削り、トマト系のパスタの上へかけてミルキーな風味を楽しみます。

とあるレストランで食べたパスタです。

このパスタにもきちんと!リコッタマルゾティカが存在感を放っていました。
リコッタマルゾティカ(熟成リコッタチーズ)_b0305039_19325687.jpg
このチーズに興味がある方は、春から初夏のプーリアを訪れてみてください。 (っ´∀`c)
by minamiitalia | 2014-07-14 19:35 | イタリアチーズ
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