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秋旅2017 ⑦断崖に佇むハプスブルク家の城

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トリエステ市内から6番の路線バス「Grignano」行きに乗り、揺られること20分。

終着の停留所を降りて、ものすごく急な階段を上り、
広大な敷地(約22ヘクタールあるそうです、、、)のミラマーレ城公園内を歩き、
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ようやくたどり着いたのが、トリエステで一番人気の観光名所「ミラマーレ城」。

トリエステの街はアドリア海に沿って展開していますが、そんな海岸線沿いの断崖に佇む美しい城がこちらです。
トリエステ市内からは6キロ離れています。

このお城は、ハプスブルク家のマキシミリアーノ(オーストリア皇帝の弟)により、1856年に建設が開始。
まだ工事途中のさなかである1859年に彼は妻とともに移住を決意。

その5年後にメキシコ王に任命され、この地を泣く泣く去ることなります。

メキシコ王になってから3年後、処刑されるという悲しい運命の持ち主です。

このお城を建てた目的は、愛する妻カルロッタのため。
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お城の中に展示されていたカルロッタの肖像画↑

彼女はベルギーの王女さまでした。とても美しい人ですね。

ガーデニングが趣味であった彼女のために海を眼下に広大な庭で楽しいひとときを一緒に過ごしたいと思ったのでしょうか。

さて、お城の内部についてです。

入ってみると、「予想どおり!」と思えたほど豪華絢爛な内装でした。
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気付いたのですが。

どの部屋の調度品にも中国か日本製の陶器が置かれていました。
当時はアジアブームだったそうです。
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内部の見学は1時間もあれば十分です。
音声ガイドが有料で貸し出されていますが、伊語、英語、独語、仏語のいずれかです。

私たちが訪れた時期は、お城の敷地内にある別の建物で「リバティー展」が開催されていました。
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のぞいて見ると、有名なミュシャの作品がたくさん展示されていました。
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入場料10ユーロで、お城とこの展示を見れたのはラッキー♪♪
美術館が大好きなわたしたち夫婦には、ありがたいおまけでした。

このミラマーレ城の後は、市内に戻り、トリエステ観光の終盤。
お目当てのご当地食が待ってます!!!

「ミラマーレ城」
住所:Viale Miramare - 34151 Trieste
(市内の路線バス6番に乗り、終点Grignanoで下車)

見学時間:9時から19時(閉館の30分前に券売所は閉鎖)
ただし、12月25日、1月1日は閉館。

入場料:10ユーロ

※掲載した情報は旅行した時点のものです。
  ご自身で訪れる場合は最新の情報を事前に確認してください。

by minamiitalia | 2017-10-05 00:38 | トリエステの旅2017
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