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ズッカ・ルンガ

夏から秋までズッカ・ルンガの季節です。
単純にイタリア語を訳すと「長いガボチャ」。でも、味は冬瓜に似ています。
全長1~2mにも及ぶ細長い形が特徴のイタリア野菜です。

今日はもうすぐ終わるズッカ・ルンガの季節を惜しみ、ランチにプリモとして料理しました。

材料はシンプルです。

・ズッカ・ルンガ 1本(写真は1本をふたつに折っています)
・トマト 小8個
・たまねぎ 小1個
・バジリコ 4~5枚
・塩 少々

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手順1
ズッカ・ルンガの皮をむき、中の種を取り除きます。食べやすい一口サイズに切ります。

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手順2
鍋にオリーブオイルを入れ、みじん切りにしたたまねぎを炒めていきます。

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手順3
たまねぎが透き通ってきたところで、ズッカ・ルンガとトマト、バジリコを入れて、全体にオイルがいきわたるようによく混ぜます。

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さらに塩を加え、よくかき混ぜ、材料が浸る程度に水を入れます。蓋をして中火で15~20分茹でます。

手順4
別の鍋にパスタ用の水と塩を入れ、パスタを茹でます。※パスタはショートパスタがおすすめです。

手順5
最後に茹で上がったパスタをズッカ・ルンガの鍋に入れ、よくかき混ぜれば出来上がりです。
お好みでパルミジャーノチーズまたはリコッタ・マルゾティカをかけてお召し上がりください。

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夏から秋にかけてイタリアにいらっしゃる際には、味わっていただきたいパスタ料理です。
# by minamiitalia | 2013-10-02 01:18 | 季節の野菜・果物

チーズ教室をはじめました。

本日2013年10月1日(日本時間ではもう10月2日ですね)、イタリアの自宅にてチーズ教室を開校しました。

プーリアにお嫁に来て以来、自分の中で温めていた「チーズ教室開校」のアイデアが実現しました。
これからオープンしたばかりの教室と共に自分も少しずつ成長できたらいいなと思います。
どうぞ応援よろしくお願いします。

「南イタリアチーズ教室」
南イタリアに滞在しながら、イタリアチーズを学ぶ1日1組限定のチーズ教室。
http://www.373italiacheese.com/

■オープニングキャンペーンのお知らせ

2013年10月-12月の3ヶ月以内にコース受講の方全員に「パルミジャーノナイフ」(写真)をプレゼントいたします。

チーズ教室をはじめました。_b0305039_0123994.jpg


日本ではなかなか見かけないチーズナイフ。期間限定キャンペーンとなりますのでチーズ好きの方はお見逃しなく。
(プレゼントは受講コース終了後、現地にてお渡しいたします。)

「パルミジャーノナイフ」とは?
イタリアを代表するチーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」。 「チーズの王様」の愛称で世界中で愛されているチーズです。
熟成期間は1年から4年とされ、熟成が進むにつれ、チーズは密度を増し硬くなります。
この硬くなったパルミジャーノ・レッジャーノチーズを砕くのに便利なのが、パルミジャーノナイフです。
その他の硬質チーズにもご利用いただけます。

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# by minamiitalia | 2013-10-02 00:15 | チーズ教室

イタリア人の名前

イタリア人の名前の付け方は、日本とはかなり違います。

イタリア人の名前は、聖人の名前にちなんでいることがほとんどです。
この事実は多くの方が知っていると思います。

ここからが、
日本人のわたしから見ると本当に???な現象です。

基本的に伝統を重んじるここ南イタリアでは、
昔からの風習にのっとり、自分の子供に親の名前を命名します。

つまり、おじいさんと孫(男の子)、または、おばあさんと孫(女の子)は同じ名前ということになります。

さらに、命名する祖父母の順も決まっています。

長男は父方の男親の名、
長女は父方の女親の名、
次男は母方の男親の名、
次女は母方の女親の名。

そこでよく起きるのが、

いとこ同士が「同じ姓名」であること。(゜ロ゜ノ)


私の義父も、いとこ2人と苗字名前がまったく同じです。

よって、

3人を識別するために
「○○町に住んでいる」「○○の職業の」という前置きが自然と付けられます。

なぜこんなややこしい名前の付け方をするのか?というと、
代々受け継がれてきた「家族の歴史」を残すためだそうです。

日本人からすると、名前は個人を識別するためのもの。

しかし、
ここ南イタリアでは、家族の歴史を引き継ぐものなのです。

ちなみに、冒頭でイタリア人の名前は聖人の名前にちなんだものと書きましたが、
自分の名前と同じ聖人の日を「オノマスティコ」といい、家族や友人からお祝いされます。

「第2の誕生日」といっても、いいかもしれません。

イタリアのカレンダーには、1日ごとに違う聖人の名前が書かれています。

興味のある方は、イタリアに来たときにカレンダーをチェックしてみてください。

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# by minamiitalia | 2013-09-30 22:23 | 南イタリアの日常2013

イタリアのお祝い返し

イタリアのお祝い返し「コンフェッティ」。

結婚式、出産祝いなどなど、めでたい行事の際に
「お祝い返し」として配られるのが、「コンフェッティ」です。

コンフェッティは、アーモンドを白やピンクなどの砂糖ペーストでコーティングしたお菓子です。
(フランスでは「ドラジェ」と呼びます。)

コンフェッティの起源は、アーモンドの産地シチリア島だと言われています。

アーモンドはたくさんの実がなることから、
子孫繁栄の象徴とされ、
めでたい席には、アーモンドを使ったコンフェッティが欠かせません。

今週は、このコンフェッティが2つもわが家にやって来ました!

一つ目は、夫の上司の銀婚式。

二つ目は、友達の出産祝い。

どちらもお祝い返しとして、いただきました。

シンプルでシックなパッケージの前者、
可愛らしい刺繍袋が特徴の後者。

どちらも贈る人の個性が反映されています。

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コンフェッティの美味しいお店を見つけるのは、大変だとよく言われます。

なぜなら、
パック売りの市販コンフェッティを袋に入れて売るお店がほとんどだからです。
きちんと、手作りでコンフェッティを作るお店はごくわずか。

とくに結婚式が多い夏シーズンは、人気店に注文のための行列ができます。

私たちの結婚式でもコンフェッティを配りました。
義父母が何軒も食べ比べて、探したコンフェッティ。

レモン味やアーモンド味があり、参列者の方々から大変好評でした。

イタリアに来た際には、
その土地土地でコンフェッティの美味しいお店を探してみるのも面白いかもしれません!( ^-^)
# by minamiitalia | 2013-09-30 04:11 | 南イタリアの日常2013

はじめまして

はじめまして!

ケイコ・ソリーノです。

今日から南イタリアの日々の出来事について、少しずつ紹介していきます。

元気な太陽とどこまでも続くオリーブ畑。
これがわたしの住むプーリアの風景です。

イタリア半島のかかとに位置する「プーリア州」。
お嫁に来る前は、「南イタリアだけど、なんだかとても地味な州」だと思ってました。

ところが、

暮らしてみると、とても居心地の良い場所です。

平地が多いプーリアは、野菜や穀物の宝庫。
「イタリアの食糧庫」と言われています。

毎日食べる野菜や果物は、新鮮そのもの。
ひと口、口に運ぶと素材本来の強い味がしっかり!

そして、とにかくオリーブ畑はいたるところで目にします。

プーリアの魅力。

それは、なんといっても「人」。

みんな、とっても素朴で人情味があります。

プーリア人は「真面目で働き者」とイタリアでは表現されますが、本当にその通り。
口数は多くありませんが、みんな温かい人ばかり。
いつも自分の畑について、あれこれと考えている人ばかりです(笑)

「自分の生まれ育った土地を愛し、その大切さを理解し、子供にそれを伝える。」

ずっと昔から繰り返されてきた、プーリア人の当たり前な生き方。

少しずつですが、これから自分もその生き方を実践できたらいいなと思います。

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# by minamiitalia | 2013-09-29 22:53 | ごあいさつ